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永井和の日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007-04-14掲示板への投稿から このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

 永井です。それでは、再開させていただきます。

 議論は、「従軍慰安婦の実態は、強制売春か、自由売春か」という問題をめぐるものであり、

2a:「一部には、自由意志慰安婦となった例もあったが、基本的には従軍慰安婦の実態は、強制売春であった」(強制売春説)

2b:「一部には、売春を強制された例もあったが、基本的には従軍慰安婦の実態は、自由売春であった」(自由売春説)

という二つの説が対立しています。私、永井は2a説に立ち、ebizoh様は2b説です。

 現在は、この2の問題を中心にしていますが、さらに3の問題すなわち「性奴隷」あるいは「強制売春」の「強制」の主体をめぐる問題、言い換えれば軍と慰安所との関係をめぐる問題がそのあとに控えています。これについても、次に2説が対立関係にあります。

3a:軍慰安所は軍が設置した性欲処理のための後方施設であると把握しており、軍はその経営を民間業者に請け負わせていた。それゆえ、実際に慰安婦の募集と慰安所の運営に直接従事していたのが、民間業者だったとしても、慰安所の設置主体が軍であり、しかも慰安所では「強制売春」が行われ、かつ軍がそれを容認していた以上、「強制売春」の「強制」の主体は軍であり、それについて軍の責任は免れないと考える。

【追記】私がなぜ「軍慰安所は軍が設置した性欲処理のための後方施設である」と考えているかについては、この日記の以下のエントリを参照していただきたい。http://ianhu.g.hatena.ne.jp/nagaikazu/20070626


3b.アメリカ下院決議案は「強制」の主体が日本軍あるいは日本政府としているが、それは事実誤認であり、慰安所の経営者慰安婦の募集に従事した女衒は、軍とは関係のない民間業者であった。かつまた、彼らは軍から「強制売春」することを命じられたのではない。それゆえに、「強制」の主体は軍=政府ではなくて、あくまでも民間業者である。

 永井は3a説であり、ebizoh様は3b説である。また、吉見氏は3a説であり、秦氏は3b説である。

 以上が確認事項ですが、再開前の議論は、永井が、3b説の論者で2b説を支持するものはほとんどいないから、日本でもすでに2の問題は、2a説で決着済みであると主張したのに対して、ebizoh様が、そうではない、3b説の主張者で、2b説に立つものは存在する。その代表例は秦氏であると反論されるところで、終わりました。

 その続きから、話をはじめたいと思います。

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