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日常生活では、どんな店屋の主人でもしごくあたりまえに、ある人が自分がこうだと称する人柄と、その人が実際にどういう人であるのかということを区別することぐらいはできるのに、わが歴史記述ときては、まだこんなありふれた認識にさえも達していないのである。それは、あらゆる時代を、その時代が自分自身について語り、思い描いた言葉どおりに信じ込んでいるのである。    『ドイツ・イデオロギー』

私家版・従軍慰安婦問題のリンク集(2008・8)

071213

[] 村野瀬さんのところでコメントした内容に関連して。 00:01 はてなブックマーク -  村野瀬さんのところでコメントした内容に関連して。 - kmiura  村野瀬さんのところでコメントした内容に関連して。 - kmiura のブックマークコメント

# 2007/12/05(水) 22:07:58 |一知半解男

>そこで、不思議なのが村野瀬さんの態度です。一連の主張を見ると、「日本軍はこんなに残酷なことをした。慰安婦の方々は悲惨だ。可哀そうだと思わないのか」と主張し、中韓の主張を丸のみして「20万人もの慰安婦が”性奴隷”として扱われた残虐行為」を肯定している方なら、当然「日本人=残虐」と受け取られるリスクも想定してしかるべきなのに、全く想定すらされず、私に指摘されると「どこにそんな根拠があるのか」と開き直る。

はじめまして。在外生活14年のkmiuraと申します。”過去に日本軍はこんなことをした”と事実を認めて話し合ったほうが、”そんなことを日本軍がしたはずがない”と明らかな嘘をつくよりもはるかに世界の中の一個人としての"リスク"は低いです。後者であればただの排外主義のナショナリストであるということになり、それはただちにインターナショナリズム、すなわち海外で剥き出しの日本人として世界の中に生きることに危機をもたらします。だからこそ過去に日本人がした罪を認めることと、でもその日本人の子孫であるワタクシはそのようなことをしない、と言明するのです。だから日本という否定できないナショナリティが歴史を含めて全否定されるのかといえば、世界はそんなに単純ではない。どのナショナリティもポジティブとネガティブを背負っていることは誰もが了解しているのです。このようなプロセスを経なければ、歴史から学び世界をよくして行く事はできない、というのもまた、世界のコンセンサスと考えられたほうがよいでしょう。

http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-511.html

一昔前よりも”海外がどう日本を見ているか”という情報が多くなったので逆に日本に住んでいる日本人も海外に住んでいる人間が経験することを少しずつ経験するようになった結果、「日本を貶めようとしている」あまつさえ「情報戦」などと不安になっているのかな、と思ったりする。入ってくる情報がナマではないから余計”リスク”なんていいだしたりするのだろうか。ま、でも海外に長いこと住んでいる人でも逆にナショナリズムの殻にこもってしまう人もいる。たとえば某コモリ氏なりドイツ在住のウルトラナショナリストの日系おばさん、とか。実は私もアメリカに住んだ三年で、ナショナリストより、文句なしに日本擁護、という態度になった経験がある。「真珠湾攻撃は卑怯だった」とかいわれたら、「なにを」と思ったりするんで自分なりにしらべて、いつのまにか日本を代表することになってしまっている。こうした立場を相対化できないといつのまにやら偏ったナショナリストの誕生だ。関連するこの3年ほどの間の拙稿をリンクしておく。

愛国心

http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20040731#p1

becoming a Japanese

http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20040731#p2

日本人入門

http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20060924#p1

片栗粉の増粘機能

http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20061208#p1

[] EU議会決議 在ストラスブール総領事 川田司氏 01:27 はてなブックマーク -  EU議会決議 在ストラスブール総領事 川田司氏 - kmiura  EU議会決議 在ストラスブール総領事 川田司氏 - kmiura のブックマークコメント

欧州の「慰安婦」謝罪決議、政府は警戒強める(読売新聞、12月8日)

欧州議会でも同様の決議採択の動きがあることから、外務省は欧州連合(EU)日本政府代表部や欧州議会がある仏ストラスブールの日本総領事館などを通じ、議員らに慰安婦問題に関する正しい理解を訴え、決議阻止に全力をあげる考えだ。

なる記事があるんで、誰がロビィングしているんだろう、と領事館の方のページをしらべて、川田司領事の名前を知る。前任地はシドニー、パリなど。こちらにシドニー時代のインタビュー記事。経歴は

1977年一橋大学経済学部卒。同年外務省入省。外務省国際社会協力部人権難民課長、同国際社会協力部国連行政課長、在フィリピン大使館、在フランス大使館公使、大臣官房参事官(文化交流部/報道・広報担当)などを経て2005年8月より現職。

川田さんという人、ちょっと調べてみたらかなり慰安婦問題にかかわっている人である。ストラスブール着任は9月27日だから、外務省の配慮があって、フランス通というだけでなく今回の決議に対応するために人事がなされたのか?などと穿った見方もしたくなる。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/ihrla/02kenkyuu/1996.html

第8回大会(1996年11月23日~24日、於・大阪国際大学)

◇研究報告・「慰安婦」の人権と国際法

  座長   芹田健太郎  神戸大学大学院教授

  報告   阿部 浩己  神奈川大学助教授

       林  陽子  弁護士

  コメント 横田 洋三  東京大大学院教授

       川田  司  外務省人権難民課長

まずこんな記録をみつけたのだけど、さらに以下の国会の議事録はかなり参考になる。1996年の国連人権委員会でクマラスワミ報告を決議する際に、「国際社会がこのような議論を受け入れるならば、国際社会における法の支配にたいする重大な侵害となるであろう。」なる文書を回覧させたのが川田さんである。同じようなことを今せっせとやっているのだろうか。明日のライブ中継を眺めていたら、傍聴席とかに映るかもしれませんね。

国会の議事録から、太字部強調は私。

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/136/1080/13605071080007c.html

第136回国会 法務委員会 第7号

平成八年五月七日(火曜日)

午後一時開

○本岡昭次君 大変不満であります。だけれども、その今の大臣の答弁に私がいろいろ具体的提案をしてそれにまた答弁をいただくということをやっておりますと、肝心の国連人権委員会の問題の質疑ができませんので、今の御答弁には不満であるということを申し上げ、改めて時間を設けていただいて議論をさせていただきます。

 それでは、国連人権委員会の問題についてお伺いします。

 三月十八日から第五十二回国連人権委員会が開かれました。私も、一週間国会を休ませていただいて、これに参加してきました。そして、そこでは、旧日本軍が戦争中に行った慰安婦問題これに対する審議が行われました。この慰安婦問題は、人権委員会で軍事的性奴隷というふうに位置づけられて、そして日本の法的責任が厳しくそこで求められるということになり、クマラスワミ女史の報告も決議として採択されるようになりました。その採択は四月十九日に行われて、この外務省の仮訳によりますと、この女性に対する暴力、その原因と結果に関する特別報告者の作業を歓迎し、報告をテークノートするということで、無投票でコンセンサス採択されたということになっております。

 この無投票でコンセンサス採択と言っておりますが、このクマラスワミ報告は全会一致で採択されたと。日本も反対しなかったということは、賛成したというふうに理解してよろしいですか。

○説明員(川田司君) お答えいたします。

 先生ただいまの御指摘の決議は、いわゆる女性に対する暴力撤廃に関する決議であると考えておりますけれども、この決議は家庭内暴力など今日の社会においていわゆる緊急の課題となっている女性に対する暴力の撤廃に関するものでございまして、いわゆる従軍慰安婦問題についての決議ではございません。このような女性に対する暴力の問題、我が国も大変重要な問題と考えておりまして、この決議に賛成いたした次第です、といいますか、コンセンサス採択に参加したというのが事実でございます。

○本岡昭次君 それであるならば、なぜ事前に、女性に対する暴力に関する特別報告者により提出された報告の追加文書Ⅰ、アドⅠについて日本政府の見解なるものをわざわざ関係諸国に配付して、この従軍慰安婦問題について日本政府の立場を説明して、それが拒否されるようになぜ各国に求めたんですか。この文書の存在をあなたは認めますか。なぜこういうものを事前にそれじゃ配らなければならなかったんですか。それで、この文書認めますか。

○説明員(川田司君) 先生御指摘の点でございますけれども、先生の最初の御質問にありましたように、クマラスワミ報告者の報告書というのが出ているわけでございます。

 報告書は、報告書本体というのがございまして、これは女性に対する暴力に関する報告書でございます。それと附属書が二つついておりまして、附属書の第一の附属文書といいますのがこのいわゆる従軍慰安婦問題を扱った報告書でございます。それから、第二の附属文書と申しますのがいわゆる家庭内暴力の法的側面を扱った文書でございます。

 先ほど私が申し上げました女性に対する暴力撤廃に関する決議におきましては、この報告書全体をテークノートするという形で、いわば報告書、従軍慰安婦関係も含めた報告書全体が言及されているという形でございます。ただ、これはあくまでもテークノートということでございまして、一般的には記録にとどめるとか記録するとかあるいは留意するというふうに訳されている言葉でございます。

○本岡昭次君 私の質問に答えてください。わざわざ日本政府は、この女性の暴力に関する議論の中に、附属書の一ですね、アドーの従軍慰安婦問題についてクマラスワミさんが述べている事柄に対して徹底的に反対していますね。大変な言葉でもって反対しておりますね。なぜここまでやらなければならなかったんですか。女性に対する暴力全般ならもっと素直に臨めばいいじゃないですか。

 この文書の存在を認めますね、幻の文書、国連で配付直前に日本政府が撤回をして、そして別の文書を出し直したといういわくつきの文書。この存在を認めますね、まず。

○説明員(川田司君) 先生が今お持ちの文書がどの文書か定かでありませんけれども、一つは、我が国政府として我が国の立場を説明した文書を国連文書として人権委員会の場で配付いたしました。それから、それとは別に、各国ベースに対して我が国の立場をきちんと述べるという意味で二国間ベースで使った文書というのもございます。

○本岡昭次君 それじゃ、この文書の存在認めますね。認めますって言いなさい。

○説明員(川田司君) ちょっとよく見えないんですけれども、その文書が最初二国間ベースで使った文書でありますなら、その文書は確かに存在いたします。先生もお持ちですから。

○本岡昭次君 いや、あなたに見せると、だれからどこから入手したかということを調べて、またその出した人をあなた方は厳しい目に遭わせるからやめます。

 そこで、この文書を私は日本語に訳された文を読んだんですが、これは大変なんですよ。このクマラスワミ報告を拒否せよ拒否せよというのが三回も書いてあって、特に私は唖然としたのは、「実際には特別報告者の議論は恣意的で根拠のない国際法の「解釈」にもとずく政治的発言である。」と書いてある。「国際社会がこのような議論を受け入れるならば、国際社会における法の支配にたいする重大な侵害となるであろう。」、どういうことですか。ここまで書かにゃいけなかったんですか。そして、結論として、「そこで人権委員会が、事実の不正確な記述と国際法の間違った解釈に基づく「法的」議論を提起しているこの追加文書を拒否し、また「慰安婦」問題と女性にたいする暴力一般の問題について日本がとった行動を適切に認めることを繰り返し強く希望する。」という文書を事前に配付したんですよ。そして、国連に配付した文書は全然そういうところがない。全部削除されてしまって、国民基金でやりますからどうぞ日本を認めてくださいというような文書になってくるわけなんですね。

 それで、そうすると日本政府は、ここに書いてあるように、クマラスワミ女史が一応調査をしてそして公式に人権委員会に出した、附属文書であっても公式の文書ですね、その文書を政治的発言というふうに決めつけて、そしてこれを受け入れたら「国際社会における法の支配にたいする重大な侵害となるであろう。」と言ったんですよ。それで、これが留意であろうと何であろうと、テークノートという言葉の解釈は私もいろいろ調べましたから後でやりますけれども、一応それは記録にするにしろ留意するにしろどんな言葉にしろ、消すことのできないものとして国連の中に残ったわけでしょう。そのことに対して日本が今言いましたように議論を展開したという、このことは消せないでしょう、これ。何カ国にもお渡しになったんですよ、二国間というけれども、こんな文書を。これ責任は重大ですよ。私の言っていることに間違いありますか。

○説明員(川田司君) 日本政府の立場でございますけれども、二月六日に官房長官が明らかにしておりますが、いわゆる従軍慰安婦問題に関するクマラスワミ特別報告者の報告書第一附属文書の法的に受け入れられる余地はないという考えに基づきまして、そのような立場で人権委員会に臨んだわけでございます。先生お持ちの資料につきましても、基本的にはそういった考え方に立って作成した文書でございます。

○本岡昭次君 そうすると、国連は国際社会における法の支配に対する重大な侵害になるものを採択したんですか、みんなで。だから、日本政府はその直前までアドI、附属文書の一、従軍慰安婦問題が書かれてあることの削除を徹底して三日間求めてあなたも頑張ったんでしょうが、抵抗したんでしょう。だけれども、国際社会の中に受け入れられることなく、アドIもアドⅡも一つの文書としてクマラスワミ報告は、コンセンサス採択にしろ何にしろそれは支持されたことになったわけじゃないですか。

 そうすると、国連は、何ですか、人権委員会はこのクマラスワミさんの政治的発言を受け入れて、そして法の支配に対する重大な侵害とまで日本が言い切ったものを受け入れたという、この関係はどうなるんですか。日本はこれからどうするんですか、これ。国連の人権委員会から脱退するんですか。

○説明員(川田司君) お答えいたします。

 クマラスワミのいわゆる第一附属文書が採択されたということでございますけれども、それは先ほどから申し上げますとおり、この報告書はテークノートされたにすぎないわけでございます。

 私どもの考えとしましては、このテークノートといいますのは、記録にとどめるとか記録するとか留意するとかいうことでございまして、いわば評価を含まない中立的な表現でございます。したがって、採択されたというのは必ずしも適当ではないと思います。

○本岡昭次君 それではお聞きしますが、過去の日本が国際社会の中でいろいろな条約を結び、また共同宣言をし、共同声明をなした中にこのテークノートというのはしばしば使われているでしょう。これを日本語に外務省はどう訳してきましたか、今まで。テークノートというのをどう訳してきましたか、留意と訳してきましたか。

○説明員(川田司君) 先ほど来述べておりますけれども、一般的には記録にとどめる、記録する、留意するといった訳語が使われております。

○本岡昭次君 そんなことありませんよ。テークノートという言葉を訳しているのを見ると、この一つだけ例を取り上げますと、一九七四年十二月九日の国連総会決議で盛んにこのテークノートという言葉が使われているんです。これは全部、注目する、注目する、注目して何々をする、その報告を注目してどうする、その決議を注目してどうするという、そういう言葉なんですよ、注目する。

 それで、その留意というふうにあなた方が無理やり訳すけれども、しかし、今まで留意と訳したのは皆、マインドフルザットとか、ハビングインマインドとかいう言葉を皆留意と訳していますよ。見てみなさいよ、私、これずっと調べたんです。これは見せてもいいですよ、秘密じゃないからね。

 だから、あなた方が好き勝手にいろんな、時には、評価を伴わない単なる言葉ですと言い、あるところでは注目しとして、注目するという言葉はこれはどうですか、無視できない言葉でしょう、注目するという。そうでしょう。留意だって、字引引いてみなさいよ。心にとめ置くとかいろんな、あなた、それなりの意味を持っているじゃないですか。

 だからあなたは、外務省は、テークノートするだから大して意味がないんだという態度を、これからもこの人権委員会を中心とする国際社会の中でこの附属文書を見ていかれるのですか。それで、その注目すると今までずっと訳してきた、今回はこれは注目するとは訳さないんですか、テークノート。

○説明員(川田司君) 先生御指摘の総会決議、注目すると訳されたのは、外務省でそう訳したのかどうかわかりませんけれども、一般にはテークノート、記録する。確かに、注目するという訳もあるかもしれません。ただ、ここでテークノートするという本来の意味はどういう意味かといいますと、通常、こういった特別報告者の報告書というのは歓迎されるとかいう言葉を使われるのが通常であるわけですけれども、何らかの問題があるといったような場合に、よくテークノートという言葉を使うわけでございます。

 したがいまして、今回の決議につきましても、そういった趣旨でテークノートという言葉が使われている。我々としてはこれにつきましては、評価を含んでいない極めて中立的な言葉であるというふうに理解しているわけでございます。

○本岡昭次君 それは国際社会の中で通用するんですか、今のあなたの解釈が。

○説明員(川田司君) 実はこの決議案、私が交渉に参加したんですけれども、交渉参加当事国の間でのそういった理解に基づいたテークノートという言葉が使われたものだと理解しております。

○本岡昭次君 しかし、先ほど言ったように、拒否すべきものであると言い、そして先ほど私が何回も引用しましたように、国際社会における法の支配に対する重大な侵害であるから削除しなさい削除しなさいと言っても削除できなかった。それで、審議もするなと言って求めたけれども、審議は行われた。韓国、中国初め十カ国から、またNGOも二十数カ国がこれを歓迎した。日本のこの立場を支持した国は一国もなかった、全く日本は国連人権外交において孤立化したというこの事実は認めますか。

○説明員(川田司君) 先ほど来申し上げていますけれども、クマラスワミ特別報告者の報告書といいますのは、家庭内暴力を扱った報告書本体、それから第二附属文書、それからいわゆる従軍慰安婦問題を扱った第一附属文書から成るわけでございます。

 この件につきましては、人権委員会におきましていわゆる女性に対する暴力撤廃に関する本会議の審議において議論されたわけですけれども、私どもの承知する限り、いわゆる従軍慰安婦問題ないしこれを扱いましたこの報告書第一附属文書に言及した国は、我が国のほかは、韓国、中国、フィリピン及び北朝鮮の四カ国であったと理解しております。また、このうち特にフィリピンは我が国の取り組みを評価する発言をしたわけです。また、この問題に何らかの形で言及したNGOは、本会議で発言したNGOというものは全部で五十四団体あったわけですけれども、このうち約十団体であったと理解しております。

 女性に対する暴力に関する討議の焦点は、報告書本体及び第二附属文書にある家庭内暴力の問題、あるいはまたセクハラ等社会における女性に対する暴力の問題といった現代社会の直面する問題であったというふうに承知いたしております。

○本岡昭次君 どうも皆すれ違って時間がもったいない。

 それで、最後にあなたに一点お伺いします。

 そうすると、配付直前に撤回した、幻の文書になっておるんですが、この資料、これが最後に撤回されて別のその文書が出された、ごく穏やかなものが、重大に留保しますという言葉で。なぜこの最初に出した文書をきちっと国連に正式の文書として、印刷直前までやって、私の聞くところでは、アラビア語の訳までできておったけれども、だめだと引き取って別のものを出したと。なぜそこまでしなければならなかったんですか。

○説明員(川田司君) 先生お持ちの資料は、基本的には二国間の話し合いといいますか、二国間で我が国の立場を説明する際に使う資料として作成したものでございます。ただ、国連人権委員会の場におきましては、こういった大部の資料を配付するのは必ずしも適当でないということで、もっとわかりやすい文書ということで簡単な文書を作成したわけです。

 ですけれども、この国連人権委員会で配付した文書も、基本的にはその最初の文書と内容的には同じものである、基本的には簡単にしたものであるというふうに理解いたしております。

○本岡昭次君 いや、そうはなっていないじゃないですか。最後は重大に留保するという言い方、片一方は拒否する拒否する拒否するということでもって審議さえさせないというふうな立場での臨み方が、何で最後重大な留保ということなんです。やっぱり国際社会の中で日本も、こういう文書を出すとこれは大変なことだということであなた方はやわらかい文書に書き直したんでしょう。そこは認めなさいよ、はっきりと。

○説明員(川田司君) 国連文書として配付した文書の中でも、そのクマラスワミ特別報告者の法的議論については我が国として受け入れられないということを述べておりまして、基本的には同じ内容でございます。

○本岡昭次君 そうしたら、あなたは最後まで、今でもこのクマラスワミのアドIの附属文書、日本の従軍慰安婦問題の書いてあるところは、恣意的で根拠のない国際法の解釈に基づく政治的発言、国際社会がこんな議論を受け入れたら国際社会における法の支配に対する重大な侵害になると、今もあなたはそう思っていますか。

○説明員(川田司君) はい、基本的にはそのように考えております。

○本岡昭次君 これ、また改めて別のときに。

 最後に、ちょっと国民基金、せっかくおいでやから一問だけ。

 国民基金、今いろいろざわついておりますね。せっかくなってもらった偉い人がやめるややめぬじゃ言って、あるいはまた金を渡そうと思うけれども、金が集まっていないんでどうしようやと。そこで二つ尋ねます。

 金が予定どおり集まらなかったときは政府からお金を出してもらうんや、こう言っていますね。それで政府は、国は出すんですか。国民から募金している金で予定額が集まらなければ、その差額は国の予算から出すんですか。

 それと、内閣総理大臣に署名入りでその謝罪文を書いてもらうということを言っておりますが、橋本総理が書けるんですか。国民基金のお金を渡すときに、民間団体がお金を渡すときに一国の総理大臣がそれに対して謝罪文書けるんですか。この二ついかがですか。

○説明員(東良信君) 御説明申し上げます。

 ただいま先生が御指摘ございましたとおり、国としてお金が出せるかということにつきましては、やはり我々といたしましては、さきの大戦にかかわる賠償問題等々につきましてはいわゆる国際法上整理をしているというふうに考えておりますので、そういうお金は出せないというふうに考えております。

 それから、二点目におっしゃいましたことでございますけれども、政府といたしましては、昨年の六月十四日に当時の五十嵐官房長官が、元従軍慰安婦の方々に国民的償いをあらわす事業を実施する折に、元従軍慰安婦の方々に対して国として率直な反省とおわびの気持ちを表明するという形でお話をしてございます。現在、そういう形で検討を進めているということでございます。

○本岡昭次君 時間が来ましたから、もっとやりたいんですが、また改めて。

村野瀬玲奈村野瀬玲奈2007/12/15 16:41kmiuraさん、コメントとさらにエントリーも加えていただきましてありがとうございます。おっしゃることよくわかります。いろいろな方に意見を言っていただくと、何が世界の中で生きる態度なのかを改めて考えるきっかけになります。

そのうえで付け加えますと、この一知半解男さんは、従軍慰安婦の境遇の悲惨さに思いをはせ、救済しようと思うことを「中韓の主張を丸飲み」ということに結び付けていて、思考回路として興味深いと思いました。それとも、20万人をたとえば15万人に値切れればこの人は満足なのか、とも考えてしまいました。まさかゼロに値切ろうとしているのではないでしょうけど...。

これからもよろしくお願いいたします。

kmiurakmiura2007/12/17 01:21こちらこそよろしくおねがいします。
”中韓の主張”、というようになんでも国同士の争いに回収させてしまう安易さにはどうも困ったものだ、と思います。

一知半解男一知半解男2007/12/19 23:23kmiuraさん、初めまして。村野瀬さんの処でコメント返したかったのですが、握りつぶされてしまい出入り禁止となりましたのでこちらに回答を投稿します。

>”過去に日本軍はこんなことをした”と事実を認めて話し合ったほうが、”そんなことを日本軍がしたはずがない”と明らかな嘘をつくよりもはるかに世界の中の一個人としての"リスク"は低いです。

まず私は事実の認定自体あなたと立場が異なるので、「明らかな嘘」とついたと考えてないことをご了解ください。
あなたの仰る「低いリスク」が私の考えるリスクと比べてどういう内容なのか良くわかりませんが、私が、「日本人=残虐」を日本人自ら認めることにより起こるリスクと懸念しているのは次の2つです。kmiuraさんは以下のことが全く起こりえないと思いになりますか?

1)日本人が迫害されたとき、またはされるときの言い訳や正当化に使われるリスク。
2)日本人への人種的差別や偏見を助長してしまうリスク。

よその国ではたとえ事実であろうとも素直に認めないものです(トルコのアルメニア人虐殺問題がいい例です。最近のニュースではフランス大統領もアルジェリアに謝罪しませんでしたね)。彼らが謝罪しない主な理由は将来への悪影響を懸念しているためでしょう。要は子孫のことをしっかり考慮しているわけです。kmiuraさんはどうか知りませんが、左翼の方は欧米にならえという方が多いように見受けられるのですがこういった事は不思議と真似しませんね。

それはさておき、ましてや事実でもなく、冤罪としか思えないことだったら否定して当然だと考えて異議を唱えることがどうしていけないのでしょうか?村野瀬さんの処でも散々質問したのですが、「20万人もの慰安婦が”性奴隷”として扱われた」という確たる証拠さえ示していただければ、我々だって冤罪だとは思いません。残念ながら彼女はこの問いに答えてくれませんでしたが。

kmiurakmiura2007/12/20 08:53こんにちは。

>1)日本人が迫害されたとき、またはされるときの言い訳や正当化に使われるリスク。

法的にはこうしたリスクはありえないでしょう。世界中でドイツ人がなぶり殺しにされて放置されている、とかいうのならば話は別ですが、私はそのような情報を耳にしたことがありません。これはApemanさんが村野瀬さんのコメント欄で短くコメントされているとうりだと思います。
一方街角ではこうしたことがあるかもしれません。事実私は真珠湾攻撃が闇討ちだった、というようなことをめぐって、アメリカ人と殴り合いの喧嘩を10代のころにしましたにしました。一度だけですが。でもそれがたぶん一知半解男さんの言う「日本の過去を背負う」というようなことでしょう。
一知半解男さんが問題にされていることのひとつは、もし慰安婦を巡って世界に行き渡っている情報が間違いならば殴られ損ではないか(あるいはあやまる必要もない)、ということだと思います。私も同様の観点から日本の歴史に関しては、自分でいろいろ調べることにしています。こうした問題に関してどんなときに反論すべきか、みとめるべきかというのはやはり自分で調べておかないと、自信をもって対応することができないからです。お時間がない、とのことですが、私もかなり仕事が多忙ですが、以上のような理由で自分でしらべて自分なりの結論を出しました。いろいろなまとめサイトがウェブ上にはあるのですが、簡単でよくまとまったものもあるので、いくつかお勧めのものを後ほど下に貼り付けようかと思います。また、書店やアマゾンで簡単に入門書を買うことができます。はっきりいって、ウェブよりも本のほうがまとまっていて信頼できると思います。

「従軍慰安婦」をめぐる30のウソと真実 吉見・川田 大月書店

などでしたら、通勤途中などにすぐに読めると思います。ネット右翼に眼の敵にされている吉見さんの本ですが、簡単とはいえ、研究者の書いたものなので一応それなりの読解力は必要です。マンガや、嫌韓さきにありきのスローガン的な本とは違うので。

>2)日本人への人種的差別や偏見を助長してしまうリスク。

人種差別や偏見は、人権という観点から否定されるべき行為です。この前提が共有されている国であれば、法的にそうした人間や組織と戦うことは可能です。今回の欧州決議に関していえば、決議はまさにその人権を問題にしています。したがって、私はこうした決議、すなわちメッセージには連帯の意志を示したい、と思っています。

http://ianhu.g.hatena.ne.jp/kmiura/20071214/1197581267

なによりも彼らが問題にしているのは、元慰安婦の方たちがまだ生きていて、声を挙げており、裁判所も事実認定を行っているのに、日本政府はあたかも彼女達の死を待ち望んでいるかのように行政的な対応がなかなか進んでいないという点です。ネット上では「売春婦がなにをいうか」といった意見が多くありますが、裁判所が事実認定しているのですから、これを「ただの売春婦だった」と切り捨てる意見にはどうにも私も納得がいきません。したがって、これはまさに今そこにある人権の問題なのです。
先に述べたように、「日本人が慰安婦システムを作った」ということは、日本人として世界の中でうろうろしていれば、いずれどこかで面と向かって指摘されることもあるかもしれません。歴史的事実なので、私は認めます。しかしそのことで私自身が人種差別という形で迫害を受けるならば、私は私の人権を主張して闘うでしょう。
ある国の過去の行いが現在の個人に対してどのように影響するのか、というのはなかなか興味深い話です。たとえば、有名になった映画「ブレイブ・ハート」でイギリス人は実に残虐で高慢な人々として描かれます。スコットランド人の友人は「実はあんななまやさしいものではなく、殺されるときに最初に睾丸を切り落とされ、口のなかに詰め込まれてそのあと八つ裂きにされたのだ」と真顔で私に言いました。酸鼻きわまる話ですが、だからといって私はイギリス人を十杷ひとからげに極悪人と認識し、イギリス人に出会うたびに偏見を感じるでしょうか?あるいは、人種差別をしようとするか。でもそんなことはありません。昨晩も飲んで一緒に騒いでいたフランス人達が「アルジェリア人を迫害し残虐に殺したやつらである」などとはその事実があることは知っていても今目の前で飲んでいるフランス人に対してそんなことは思いませんでした。あるいは、スペイン人の友達の家で先日一緒に飯を作っているときに「こいつらは南米でインディオを絶滅に近くまで追い込んだ連中である」と思うか、といえばそうした歴史は知っていますが、このパエリアうまいね、とか言っているだけです。これが世界の中で生きている一日本人、すなわち私のきわめて日常的な姿で、過去の行いと目の前の人間、あるいは彼らにとっての私はただの人間です。案ずるより生むが易し、とでもいえばいいのでしょうか。

私の知る限り、慰安婦が全部で何人いたのか、というのは推定の域を出ていません。日本本土、および第二次世界大戦中の植民地、および占領地に確認された慰安所の数、およびひとりあたりの就業期間、一日に”慰安”する兵士の数などから、全体の数がマクロに推測されたということであって、名簿がみつかっているわけではありません。20万人は最大みつもりで、上で紹介した本には8万人から20万人、という幅をもった見解が適当である、とさまざまな考察を説明した後に結論付けています。

こうした情報が少ないのは当時の外務省などの政府、および軍部の上層部が、慰安婦というシステムは国際法に照らしてヤバイということがわかっていたので、特に政府の関与がないという形式、および、軍がローカルにマネージメントするという形をとって隠蔽していたために、慰安婦が軍属扱いされることがありながらも、組織的な構成の統計などが残っていないのです。もしかしたらあったのかもしれませんが、終戦が決まった直後に軍の中央から命令が出て公文書が大々的に燃されました。この命令書も現存していますし、また、この焼却行為に関しては終戦直後に上陸した米軍の記録も残っています。下記の掲示板にいろいろな情報が集まっていますので、参照にしてください。

http://ianhu.g.hatena.ne.jp/bbs/26?mode=tree

性奴隷という言葉に関しては、「鎖につながれた裸の女」というようなイメージが先行してしまうと思うのですが、20世紀の間のさまざまな議論を経てその定義はアップデートされ明確になっています。下記の
リンクは奴隷状態の定義に関する国連の報告書の翻訳なのですが
http://ianhu.g.hatena.ne.jp/keyword/%e5%a5%b4%e9%9a%b7%e7%8a%b6%e6%85%8b%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9
そこから性奴隷状態に関する定義を抜書きします。

引用 >>
性奴隷状態とは成人女性や少女に対する強制的な「婚姻」、家庭内労働、あるいは強制労働など、捕獲者によるレイプを含み,結局のところ強制的な性活動に至る状況をも含むものである。
また、性奴隷状態はすべてではないが、ほとんどの形態の強制売春をも含むものである。『強制売春(forced prostitution = enforced prostitution)』という用語は、種々の国際的人道法に出てくるが、その理解は不十分であり、適用にも一貫性がない。一般的に『強制売春』は、他人によって強制的に性活動に従事させられた個人が支配下にある状況を意味することが多い。
旧来の強制売春の定義には、女性の「名誉」に対する「不道徳な」攻撃という曖昧な言葉で焦点を当てたものと、そうでなければ奴隷状態の条件<をより正確に説明しているであろう定義とほぼ差異がないものがある。
一般原則として、武力紛争の状況下での強制売春と説明しうる事実関係のほとんどが、実のところは性奴隷状態と同然であり、奴隷状態としてそれを特徴づけ告発するほうが、より的確かつより容易であると思われる。
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人権を巡るさまざまな考察から上のような見解が導かれそれを基準に歴史を眺めたときに、慰安婦は性奴隷に他ならない、と結論されるのです。