Hatena::Groupianhu

kmiura このページをアンテナに追加 RSSフィード


日常生活では、どんな店屋の主人でもしごくあたりまえに、ある人が自分がこうだと称する人柄と、その人が実際にどういう人であるのかということを区別することぐらいはできるのに、わが歴史記述ときては、まだこんなありふれた認識にさえも達していないのである。それは、あらゆる時代を、その時代が自分自身について語り、思い描いた言葉どおりに信じ込んでいるのである。    『ドイツ・イデオロギー』

私家版・従軍慰安婦問題のリンク集(2008・8)

070812

[] 従軍慰安婦史年表ブログ作成の提案 02:12 はてなブックマーク -  従軍慰安婦史年表ブログ作成の提案 - kmiura  従軍慰安婦史年表ブログ作成の提案 - kmiura のブックマークコメント

検索のコツさえしっていればさまざまな情報に誰もがアクセスすることができる、というのはすばらしいことなのだが、一方で情報のオーバーロード、という問題もある。情報の正確さを判断するのはあくまでも検索者の判断力にかかる、というこなのだが、単調増加するウェブ上の情報の中から、どれをそのように取捨選択するのか、という労力は、情報量の増加に比例して増すことになる。・・・というのはまあ、だれでも考えていることかもしれないのだが、「従軍慰安婦を論ずる」グループに入って3ヶ月して、同じく情報のオーバーロードをこの問題しかも自分のメモないしは書いたことだけに限っても感じ始めている。「論ずる」のあとの収束先が必要なのではないか、と思う。そこで情報の整理が必要になるのだが、グループに入った当初のアイデアを呼び起こす。

http://ianhu.g.hatena.ne.jp/kmiura/20070519/1179579168

頭の中にあるのは、場所と時間に応じたプロット、みたいなもので、こうした時空年表(世界史とかでよくある横軸時代、縦にさまざまな地域)みたいのがあれば、同じ慰安婦といっても一縄ではくくれないという様子が一望できるのではないかと思っている。

こんなことを言っていたのは、従軍慰安婦や兵士の証言が、どの時点のどの場所だったか、ということでその内容が大きく違うにも関わらず、一緒くたに「従軍慰安婦の状況」として、肯定・否定派のそれぞれがそれぞれに都合のよい証言にフォーカスする、そして論の補強に使う、という傾向が見られるので、そんなことを考えたのだった。これにわたしは「マッピング」と名前をつけて、どんな風にウェブ上で整理したらよいのかなあ、と思っていたのだが、結局ブログ形式がよいのではないか。というわけで年表のアイデア

はてなアカウントを年表のためにひとつ取る。

エントリーの年月日の設定は、投稿者の自由なので、たとえば1939年5月11日、ということだったら、その日付でエントリーを立てることができる*1。そのエントリーに、証言者の名前、職分、場所といた情報とともに、証言を記載する。ウェブ上のリンク先、参照にした本の情報もあればなおよろしい。エントリーには、証言者の名前とともに[中国][漢口][1939]などのタグのついたタイトルをつける。タグのよいところは、あとでそれぞれのタグごとに、たとえばある地域の情報を時系列で眺めたり、あるいはある年のさまざまな地域における状況を眺めることができる、ということである。

証言だけではなく、軍部政府の通達などの情報、占領開始・・終了の時期、戦闘の情報などを簡単に記したエントリーも[陸軍通達][戦闘]といったタグでたてれば、なおのこと複合的に情報を俯瞰できるようになるに違いない、とわたしは考えている。

・・・・・・というわけで、これははてなグループの機能でではなく、このためのダイアリーアカウントをとって行おうか、と思っています。というのも、はてなダイアリーの編集は「編集許可ユーザー機能」によって複数の人を含めることができるので、複数の人間が証言エントリーをたてることを可能にするからです。(むろん、わたしひおりではこの仕事はできないと思う)この機能には、有料オプションを購入することが必要なのですが、月180円なので、わたしが払おうと思います。思いつきのようなアイデアなのですが、意見・アイデアなどよろしかったらお願いします。また、参加を希望されるかたがいるようでしたら、コメント欄にお願いします。

*1:日付がはっきりしない場合はもちろんあるが、この場合は適当に推測、ないしは1939年から1941年の間、といた感じでわからないばあいはその旨も記載するが、一番適応と思われる年を選び、月日が判明しないのならば1月1日に仮にエントリーをたてる。

StiffmuscleStiffmuscle2007/08/12 11:49年表とマッピング(クロスリファレンス?簡易データベース化)いうアイデアはとてもよいと思います。kmiuraさんのご提案に賛同します。

自分なりに、年表化を考えていましたが、以下のような観点があるのではないかと思います。

1.朝鮮併合から第二次世界大戦までの歴史的流れ
2.明治以降の公娼制とその変遷(政府文書を中心に)
3.奴隷制、強制労働、女性の人権を中心とした国際法の変遷(国連などの文書、決議も含め)
4.慰安婦にかかわる軍や政府などの文書の年表
5.戦後の慰安婦問題の変遷(国内だけでなく、韓国や他のアジア諸国からの視点も必要)
6.国内での論争点や論争史のまとめ
7.慰安婦の様子を伝える様々な情報資料のまとめ
8.WEBで読める文献や関連サイト、慰安婦についての書籍の紹介

かなり膨大なものになりそう・・・。

ちなみに、
2.については簡単なものを作ろうと思案してたところです。
3.については、それなりに収集できましたので、わたしの日記にリンクを集約して、さらに収集しようと考えていました。
5.については、歴史修正主義者側の年表が"Will 増刊 8月号"にありますので、それをもとに別の視点から情報を付け加えてみたらどうかと考えていました。

ApemanApeman2007/08/12 12:15昨今の否定派の発言を読んでいると、5.が1.〜4.に劣らず重要となるように思いますね。

対象とする事例はいちおう「慰安所」の体裁を整えたものに限るということでしょうか? 最近は古書店で下級将校や兵士の従軍記を捜して読むことに力を入れているのですが、「師団司令部を追いかけて内地から地元の料亭が営業」だとか、中国戦線だと「大隊長が“女を囲って”いる」とか「村に駐屯すると部隊長が治安委員会に“女を世話しろ”と要求した」といった記述に出会うことがあります。こうした事例までとりあげてゆくのか、それともこの企画に関しては除外してゆくのか。そのあたり、いかがでしょう。

また、はてなダイアリーを利用するのも一案ですが、Googleのウェッブアプリ
https://www.google.com/accounts/ServiceLogin?service=writely&passive=true&continue=http%3A%2F%2Fdocs.google.com%2F&followup=http%3A%2F%2Fdocs.google.com%2F<mpl=homepage&nui=1
https://www.google.com/groups/signin?cd=US&hl=ja&ssip=g3&_done=http%3A%2F%2Fgroups.google.co.jp%2Fgroup%2F1937-2007%3Flnk%3Dli%26hl%3Dja
を利用するのも一案かと思います(無料)。スプレッドシートが使えますので、年月や場所が明確な証言とそうでない証言とを同時に扱うには、ブログよりも使い勝手が良いかもしれません。

kmiurakmiura2007/08/13 07:50Stiffmuscleさん、Apemanさん
コメントありがとうございます。

Siffmuscleさん
賛同していただけてうれしいです。私は、証言を中心に考えていたので、1930年代から40年代まで、となんとなく思っていたのですが、戦後の論争まで含める、というのはよいアイデアだな、と思いました。Apemanさんもおっしゃるように、論争自体を俯瞰できるようにする、というのは、同じような内容の論争がどうどうめぐりになっている状況を考えると、重要でしょう。

Apemanさん
おっしゃるような本の中にちょっとでてくる記述などももちろん歓迎です。私自身、ウェブ上などでちらっとみかける小さな記述を、どう整理したものか、と思ったりしていることも上のアイデアに至った経緯です。みかけたら、写経ないしはコピペして情報登録、みたいにできれば、しばらくするうちにはよいアーカイブになるのではないかと思います。

Google Docやグループは、確かに共同作業に適しているのですが(実際仕事で使っています)、時系列を強調するという点から私はブログがいいのでは、と思っています。ウェブ上の情報に欠けているのはとくにサーチをしたときに思うのですが、時系列です。時系列がなくなって、断片的な内容が時系列から切り離されたフラットな情報として出力されてくる。なおかつ、空間的な広がりという点も忘れてはいけないので、タグで自由に時系列、空間系列として眺めることができる、という機能を私は重視しているのです。また直観的な理由なのですが、今と繋がっているということがダイレクトに感じられるだろう、という点です。カレンダーをクリックして、その日にすぐにリンクできる、といった簡便性があり、またそれぞれの項にコメントという形で情報が付け加わるということもあります。最後は積極的な理由ではありませんが、Htmlにこうした機能をマニュアルで盛り込むほど、私に時間がないだろうから、ということです。

ApemanApeman2007/08/16 19:22お返事が遅くなりました。

>カレンダーをクリックして、その日にすぐにリンクできる、といった簡便性があり、またそれぞれの項にコメントという形で情報が付け加わるということもあります。

これは確かにブログの利点ですね。時期が特定できないものの扱いを事前にきちんと詰めて決めておく必要があるでしょうが。おっしゃるようにタグを上手く利用するのがポイントですかね。

inuda_oneinuda_one2007/08/29 02:18どうもご無沙汰しております。

昨日発売の週刊アスキーで知ったのですが、@nifty TimeLineというものがあるそうです。

http://timeline.nifty.com/

使いやすいかどうかはわかりませんがご参考まで。

この手のものって個人的にはデータのポータビリティとか再利用可能性とかを考えると躊躇しちゃうので、あまり使おうとする誘因が少ないので必然的に知識も少なくなるんですよねぇ。

kmiurakmiura2007/08/30 20:56inuda_oneさん、ありがとうございます。

今ちょっとみてみました。なかなかおもしろいなあ、と思いました。イベントごとに詳細が記入できるので、機能ははたせるなあ、と。あとブログパーツの出力があるんで、あっちこっちにはりつけることもできますね。

イベントの見出しがでてしまうので、たくさんの出来事がある場合、見にくくなるという難点があるかなあ、と思いました。タグが使えるかどうか、といったこともちょっと見ただけではわからなかったので、後ほど個人的にテストしてみて、使い勝手を調べてみます。

kmiurakmiura2007/08/31 06:38追記になりますが、上で説明したようなタグの考え方で、ああ、これだな、と共通したものを感じたインタビューがあったので、貼っておきます。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20070827/133208/

トラックバック - http://ianhu.g.hatena.ne.jp/kmiura/20070812