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日常生活では、どんな店屋の主人でもしごくあたりまえに、ある人が自分がこうだと称する人柄と、その人が実際にどういう人であるのかということを区別することぐらいはできるのに、わが歴史記述ときては、まだこんなありふれた認識にさえも達していないのである。それは、あらゆる時代を、その時代が自分自身について語り、思い描いた言葉どおりに信じ込んでいるのである。    『ドイツ・イデオロギー』

私家版・従軍慰安婦問題のリンク集(2008・8)

070720

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http://www.eonet.ne.jp/~otagiri/new_page_5.htm

埼玉見会「公娼廃止決議」の英断、と東京日日社説で論評。【1928昭和03年12月08日/東京朝日(夕刊)】

#1

 社説 今日まで公娼制度の存続は、人間必然の要求から出発する不可抗な制度だと考えられていたに拘わらず、この数年来公娼制度廃止の声がほとんど全国的に行きわたりつつあるのは欣ばしい。日本ばかりでない、公娼の廃止の叫びは今や有力な社会■清運動として世界的に勃興しつつある。その標榜する理由は、第一に、白奴隷の存在がいかなる事情にあっても許し得ない人道の蹂躙であり、堪え得られざる文明国の体面の汚辱だとすること、第二には、たといいかなる方便であるにせよ、風教道徳の本元であるはずの政府が、公に売淫を認むるのみか、その居住移転の自由を制限して大っぴらに営業せしむるごときは、人道を無視し過程の平和を脅かし、ひいては社会の善風美俗を破壊する大きな矛盾であるというのにある。今回埼玉県会が「時代と相容れない」ものとして公娼制度の廃止を満場一致をもって通過したのは、思うにこれとその主義、精神を同じくするものであろう。ただ残る問題は、公娼の廃止が私娼の跋扈となり、病毒の蔓延を来すという点であるが、これは花柳病予防にカンする法律の励行と、国民自身の自制と注意に待つ外はない。

 われ等が公娼の廃止を決議した埼玉県会決議を英断とする所以は、これ以外世には公娼公認の理由として私娼の危険を云々しながら、実は公娼資本家の頑丈を保護する俗論もかなりに強く、しかも実際においてはその危険が少しも緩和されざる現実に当面しているからであって、公娼廃止の英断より更に一歩を進め、この難問題の実際的解決に県民の努力を系統せられんことを望むの切なるものがあるからである。およそ一つの改善をなさんとせば、多大の犠牲をはらわなければならぬ。埼玉県会の英断は、世界人道的問題及び国家的飲んだ意に一石を投じたものというべきである。

[出典:毎日コミュニケーションズ出版部編 昭和ニュース事典 第Ⅰ巻、p.602.]

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