従軍慰安婦

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従軍慰安婦

吉見氏による「従軍慰安婦」の定義。岩波新書『従軍慰安婦』より

1)「「従軍慰安婦」とは日本軍の管理下におかれ、無権利状態のまま一定の期間拘束され、将兵の性交の相手をさせられた女性たちのことであり、「軍用性奴隷」とでもいうしかない境遇に追い込まれた人たちである。」(11頁)

2)「以上のような環境のもとで、軍慰安所の女性たちは、日々、日本軍の将兵から性的奉仕を強要されつづけていた。日本軍は、このような女性を大量に抱え込みながら、彼女たちを保護するための軍法を何もつくらなかったのである。事実上の性的奴隷制である日本国内の公娼制でも、十八歳未満の女性の使役の禁止、外出・通信・面接・廃業などの自由を認めていたが、この程度の保護規定すらなかった。従軍慰安婦とは、軍のための性的奴隷以外のなにものでもなかったのである。」(158頁)

 「以上のような環境」として吉見氏は、「性交の強要」「酒を飲んでの暴行」「少ない休日」「実質的な手取りの少ない報酬」「厳しい監視」「経済的・精神的拘束」「苦痛からのがれるための麻薬の常用」「性病伝染」「病死・自殺、心中強要」などの諸項目をあげています。

4)「(もっとも、公娼制度における権利を過大視することはできない。この点で慰安婦を「売春婦型」と「性的奴隷型」にわける見解には同意できない)」(231頁)

http://ianhu.g.hatena.ne.jp/bbs/1/1 の(2007/04/08 19:07)永井 より


3)は公娼制度についてですが、これとの比較が問題なので、抜かずに追加しておきます。

3)「公娼制度は、まさに人身売買、性の売買と自由拘束を内容とする事実上の性的奴隷制だったのである」(227頁)

 公娼制度とは「人身売買と自由拘束によって女性に売春を強要する制度だから性的奴隷制だった」という論理構造になっています。「人身売買と自由拘束によって女性に売春を強要するばかりでなく、さらに極度な性的虐待を加え、女性を酷使する制度だから性的奴隷制だった」と言っているわけではありません。(同上)


【参考リンク】

河野談話とは:http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/kono.html

政府の説明(外務省HP):http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/ianfu.htm

アジア女性基金(謝罪金を払う):http://www.awf.or.jp/

ナヌムの家(現在の慰安婦):http://www.nanum.org/jp/index.html

日本の戦争責任資料センターhttp://space.geocities.jp/japanwarres/

女性国際戦犯法廷:http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/

慰安婦問題リンク集:http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/sp/sp-ianfu.html

慰安婦問題FAQhttp://www006.upp.so-net.ne.jp/nez/ian/

慰安婦問題論争史:http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~knagai/2semi/shiraisi6.html

林博教授の論文:http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/index.html

以上 http://d.hatena.ne.jp/keyword/%b0%d6%b0%c2%c9%d8

慰安婦とは - はてなダイアリー より



http://www.zephyr.dti.ne.jp/~kj8899/ianfu_mondai.html

日本の「慰安婦」問題対処

http://www.zephyr.dti.ne.jp/~kj8899/contents.html

「慰安婦」・戦後補償問題─KJ-BOX 

永井和  日本軍の慰安所政策について

http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~knagai/works/guniansyo.html

浅野豊美『雲南・ビルマ最前線における慰安婦たちー死者は語る』(PDF)

http://www.awf.or.jp/pdf/0062_p061_088.pdf

* はてなダイアリーキーワード:従軍慰安婦