従軍慰安婦は「一部が強制が正確」と言い張る人出現 RSSフィード
 

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3kmiurakmiura   2  Re:Re:従軍慰安婦は「一部が強制が正確」と言い張る人出現

私もあまり頭が回っていないので、うまく答えられるかどうかわかりませんが、以下、Stiffmuscleさんの応答とかぶる部分があります。

やっしゃんさんは、最初に正確有比さんのコメントがあった”続 従軍慰安婦は強制です”の本文で

「狭義の強制性は軍や官憲による強制連行のことだ。By産経」を定義とすると「あった」のか「なかった」のかと言えば「あった」と書いただけだ。

韓国での狭義の強制性がない → 他の国での狭義の強制性はあった → ○狭義の強制性はあった

韓国での狭義の強制性がない → ×狭義の強制性はない

これを「強制性」の否定ありきの、論点そらし、史実の歪曲だと書いたのだ。

と書いています。一番目の推論はそのまま「一部強制性があった」ことは確かという結論になっているので、"「従軍慰安婦の一部は強制」が正しい表現"というコメントはやっしゃんさんの主張の単なる言い換えということでしかないと思います。この部分だけに関して言えば、そうですね、でよいと思うし、私自身そうだと思っています。中には率先して戦地に赴いたプロフェッショナル売春婦、という形の慰安婦もいたでしょう。

ただ、強制でなくて自由意志売春をする人間がどれだけいるのか、というのはこれまた別の問題です。たとえば、売春をする現代の10代の女性は、本当に自由意志売春をしているのか。拝金主義的な風潮に洗脳されて自由がなくなってしまったという見方からは現代社会が強制しているかもしれない、という点でたとえ彼女たちが「やりたいからやっている」と自ら言明していたとしても簡単には結論できない。同様に、この問題は売春とはなにか、という性の問題でもあります。返答する前に、今一度、このコメント子がいうところの「強制」とはなんなのかを改めて定義してもらうのがよいと思います。最初のコメントを見たところでは、よくあるタイプの「拉致」というオレ定義なようなので。

マクドゥーガル報告書(←キーワード参照してください)には、強制売春に関して次のような定義があります。

「強制売春」あるいは「売春の強制」という用語は、国際条約・人道条約に登場するが、これまでのその理解は不十分であり、適用も首尾一貫して行われてはこなかった。「強制売春」とは一般に、他人に支配されて性的行為を強要される状態を意味する。

強制売春のかつての定義は、女性の「名誉」に対する「不道徳な」攻撃というあいまいな表現だったり、さもなければ、奴隷状態の説明と区別できないほど不十分なものだった。このような限界はあるものの強制売春の罪は、ジュネーブ条約とその両追加議定書ではっきりと犯罪とされているので、将来、武力紛争下の性暴力を訴追するための、もう一つの手段になる可能性がある。

少々上の段では風呂敷をひろげてしまったので、コメントそのものに戻ります。コメントのその他の部分を眺めると(特に二番目のコメント)、以前界隈に登場した「一知半解男」氏と同じように歴史の事実よりも日本帝国軍の名誉、先祖の名誉の保持、民族の名誉に重きを置かれているようで、「日本軍慰安婦システムを運営していたが、それは軍の風紀を正すための公娼システムだった、詐欺・拉致は民間業者の責任」という典型的な議論を支持されているようです。「軍が取り締まっていた証拠」というのも、おそらくここでも何度も登場している陸支密第七四五号(←キーワード参照してください)のことでしょう。あちらこちらの論文で何度も書かれているように、この資料はそもそもは軍が慰安婦システムの運営主体であることを明らかにしたもので、統制をきつくすることで、日本軍の公的女衒行為に関して国際的・国内的な批判を受けないように腐心していたという一連の史料の一部です。世間にバレないように統制をきつくした、というのが正しい解釈でしょう。同様に、警察に協力を要請した文書なども、「取り締まっていた」などと解釈されますが、徴収やロジスティックが組織的であったことの証拠に他なりません。

返信2008/01/08 19:17:33